人気のドッグフードである「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」を5つの項目で比較してみました。
両者の特徴を簡単に説明すると、このこのごはんとは、きれいな目元や健康的な毛並みの維持、便臭のケアといった小型犬のあらゆる健康面をサポートしてくれるやさしいドッグフードになります。
一方、ロイヤルカナンは、種類がとにかく豊富で、犬種、年齢、犬のサイズ、ライフスタイル、フードの食感、お悩みといった目的別に選べるドッグフードとなっています。
今回は、ドッグフードを購入する際に基本となる「1.特徴」「2.料金」「3.原材料」「4.保証成分」「5.評判」を徹底比較しています。両者の良いところも悪いところも包み隠さずお伝えしていきます。
これからどちらを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
この記事内容は個人の感想です。ワンちゃんによっては合わない可能性もありますので、あくまで購入を検討する際の参考にして下さい。
目次
「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを5つの項目で比較しました!
1.特徴 | フードタイプ、対応年齢、原産国、賞味期限などで比較。 |
2.料金 | 1袋の料金、内容量、100gあたりの料金、配送料などの料金で比較。 |
3.原材料 | 主原料、グレインフリー、無添加、動物性原料の割合などで比較。 |
4.保証成分 | 粗タンパク質、脂質、粗繊維、粗灰分、水分などで比較。 |
5.評判 | 食いつきを評判で比較。 |
上記の5つの項目で、このこのごはんとロイヤルカナンのドッグフードを比較してみました。知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
1.「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを特徴で比較!
このこのごはん | ロイヤルカナン | |
フードタイプ | ドライ | ドライ/ウェット |
対応犬種 | 小型犬 | 全犬種※ |
対応年齢 | 全年齢 | 子犬用 成犬用 中高齢犬用 |
原産国 | 日本 | 韓国/フランス |
賞味期限 (開封前) |
12ヶ月 | ドライ:18ヶ月 ウェット:2年 |
賞味期限 (開封後) |
約1ヶ月 | ドライ:1.5ヶ月 ウェット:2日 |
ヒューマングレード | 〇 | 明記なし |
粒のサイズ | 約7~8mm | 種類毎に異なる |
粒の形状 | 平型 | 種類毎に異なる |
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※犬種別や犬のサイズ別の種類もあります。
ここでは、「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを特徴で比較してみます。
まず、「フードタイプ」で比較してみると、このこのごはんはドライフードのみなのに対し、ロイヤルカナンにはドライフードに加えてウェットフードの用意もあります。
なので、ドライフードが好きでない犬や、口の中にケガや炎症がある犬を飼っている場合にはロイヤルカナンのウェットフードが向いていると言えます。
次に、「対応犬種」で比較してみると、このこのごはんは小型犬に対応しているのに対し、ロイヤルカナンは全犬種に対応している違いがあります。
ちなみに、ロイヤルカナンドッグフードには犬種別(チワワ専用など)や犬のサイズ別(小型犬用など)の種類もあります。なので、あなたの愛犬によりマッチしたフードを選びたい場合にはロイヤルカナンドッグフードの方が向いているかもしれません。
続いて、「対応年齢」で比較してみると、このこのごはんはこれ1つで全年齢に対応しているのに対し、ロイヤルカナンは子犬用や成犬用といった犬のライフステージ毎に種類が分かれている特徴があります。
なので、愛犬(小型犬)の年齢を気にせずにフードを選びたい場合にはこのこのごはんを、愛犬のライフステージに合わせてフードを選びたい場合にはロイヤルカナンを選ぶと良いかもしれません。
また、「原産国」で比較すると、このこのごはんは日本国産であるのに対し、ロイヤルカナンは韓国産またはフランス産となっています。なので、愛犬(小型犬)のドッグフードを国産にこだわりたい場合には、このこのごはんの方が向いていると言えますね。
2.「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを料金で比較!
※税込価格 | このこのごはん | ロイヤルカナン※2 |
内容量 | 1kg | 800g/2kg/4kg/8kg |
1袋の料金 | 3,850円 | 800g:1,968円 2kg:4,067円 4kg:7,456円 8kg:14,353円 |
100gの料金 | 385円 | 800g:246円 2kg:約204円 4kg:約187円 8kg:約180円 |
配送料 | 850円(※1) | 一律500円※3 |
100gの料金 (配送料込) |
470円 | 800g:約309円 2kg:約229円 4kg:約187円 8kg:約180円 |
←スライドできます→
(※1)11,000円以上購入で無料
(※2)ミニインドアアダルトの場合
(※3)5,500円以上購入で無料
続いて、「このこのごはん」と「ロイヤルカナン(ミニインドアアダルト)」のドッグフードを料金面で比較してみます。
ちなみに、ロイヤルカナンには非常に多くの種類があり、それぞれ内容量や料金も異なっています。なので、今回はモデルケースとして、小型犬向けのこのこのごはんに近い「ミニインドアアダルト(室内で生活する小型犬専用フード 成犬用)」で比較しています。
その結果、ロイヤルカナン(ミニインドアアダルト)の方がこのこのごはんよりコスパが良い事がわかりました。
ただし、ロイヤルカナンドッグフードは種類によってコスパも異なるので、コスパ重視の場合には購入前に価格の詳細をよく確認するようにしましょう。
3.「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを原材料で比較!
このこのごはん | ロイヤルカナン※1 | |
主原料 | 鶏肉・玄米・大麦 | 米・コーン・肉類※2 |
グレインフリー | × | × |
無添加配慮 | 〇 | × |
動物性原料の割合 | 非公開 | 非公開 |
(※1)ミニインドアアダルトの場合
(※2)肉類には鶏、七面鳥、ダックを使用
続いて、「このこのごはん」と「ロイヤルカナン(ミニインドアアダルト)」のドッグフードを原材料で比較してみます。
まず、主原料で比較してみると、このこのごはんは鶏肉の配合量が最も多いのに対し、ロイヤルカナンは肉類よりも穀物の配合量の方が多くなっています。(上表の主原料は配合量が多い順に記載)
ちなみに、犬は本来肉食なので、穀物に多く含まれるデンプンの消化が苦手とされています(全く消化できないわけではありません)。
特にコーンにはデンプンが多く含まれるので、配合量が多いとワンちゃんの身体の負担となってしまいます。また、コーンは安い原材料なので、人間の都合でフードのかさ増しのために配合されることも多いのが現状です。
なので、ロイヤルカナンドッグフードには肉類よりもコーンが多く含まれている点は少し気になります。
また、このこのごはんは無添加に配慮されているのに対し、ロイヤルカナンには乳化剤や保存料、酸化防止剤といった添加物が使用されています。特に保存料にソルビン酸カリウムが使用されている点は無視できません。
そうは言っても、ロイヤルカナンの中には獣医師が推奨している食事療法食もありますので、犬の健康に絶対良くないのかと言うとそうでもありません。
以上より、ドッグフードを原材料にまでこだわって選ぶならこのこのごはん、獣医師に相談しながら食事療法食として利用するならロイヤルカナンを選ぶと良いかもしれませんね。
鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布、乳酸菌、セレン酵母、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨未焼成カルシウム、卵殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)
米、コーン、肉類(鶏、七面鳥、ダック)、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、動物性油脂、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、植物性繊維、酵母および酵母エキス、魚油(EPA/DHA源)、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(L-チロシン、L-リジン、DL-メチオニン、L-アルギニン、タウリン、L-カルニチン)、ゼオライト、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ミネラル類(Cl、Na、Ca、K、P、Zn、Mg、Mn、Fe、Cu、Se、I)、ビタミン類(コリン、E、C、ビオチン、A、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B12、B1、B2、D3)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)
4.「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを保証成分で比較!
このこのごはん | ロイヤルカナン※ | |
粗タンパク質 | 21.3%以上 | 19.0%以上 |
脂質 | 8.2%以上 | 12.0%以上 |
粗繊維 | 0.9%以上 | 2.9%以下 |
粗灰分 | 6.7%以下 | 6.7%以下 |
水分 | 10.0%以下 | 10.5%以下 |
100gあたりのカロリー | 343kcal | 378kcal |
※ミニインドアアダルトの場合
続いて、「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを保証成分で比較してみます。
上表より、両者で特に数値の差が大きいのは「粗タンパク質」「脂質」「粗繊維」「カロリー」であることが分かります。
まず、粗タンパク質の配合割合は、このこのごはんドッグフードの方が多くなっています。その理由は、このこのごはんドッグフードには鶏肉が最も多く使用されているからです。タンパクを多く摂取できた方が、犬の身体の成長や健康的な身体を作るのに役立ちます。
次に、「脂質」の配合割合で比較すると、このこのごはんドッグフードの方が低脂質となっています。低脂質である事はダイエット食としても良いですし、コレステロールや中性脂肪の増加も抑えられるので、動脈硬化のリスクの軽減にも繋がります。
続いて、「粗繊維」の配合割合はロイヤルカナン(ミニインドアアダルト)の方が多くなっています。繊維質には善玉菌を活性化させて体内環境のケアをサポートしてくれる働きが期待できます。
最後に「カロリー」ですが、カロリーが高いと愛犬の肥満に繋がるので、健康的に体型を維持したいなら低カロリーなこのこのごはんドッグフードを選ぶと良いかもしれません。
逆に1日の散歩の回数が多かったり、走り回る事が多かったりなど、愛犬の運動量が多い場合には、カロリーが高いロイヤルカナン(ミニインドアアダルト)の方が向いていると言えます。
そうは言っても、ロイヤルカナンドッグフードには豊富なバリエーションがあるので、保証成分もよく確認した上であなたの愛犬に合うフードを選ぶようにしましょう。
5.「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを評判で比較!
このこのごはん | ロイヤルカナン | |
食いつき | 〇 | 〇 |
続いて、「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」のドッグフードを利用者の評判で比較してみます。
今回は利用者の口コミで特に多い「食いつき」に関する評判で比較してみました。
どちらにも「食いつきが良い」という意見がありました。
参考までに下記に利用者の評判も載せておきますので、もし興味がありましたらご覧になってみて下さい。
フードの匂いも臭くなく、いい匂いです。
性格などもあるのでしょうが、うちの子は抵抗なく美味しそうに食べてくれました。
少し値段は高いですが、犬のダイエットにも良さそうですので、リピートしたいと思いました。出典:Amazon
アイムスもあげましたが・・・食いつきが悪く ロイヤルカナンにしたら がっつきが半端なかったので 現在に至ります😃 pic.twitter.com/0N6jxdJnph
— コシバ (@Shibatron87) July 31, 2018
うちの子はジャックラッセルテリアで、普段は獣医さんから違う物を購入しています。ただ、時々、食べ飽きるようで、好き嫌いがハッキリしているので、色々、試してこれが一番、食いつきが良いです。
「このこのごはん」ドッグフードがおすすめの方はこんな人!
- 小型犬を飼われている人
- 国産にこだわりのある人
- 無添加に配慮された餌をお探し人
このこのごはんドッグフードは、小型犬に特化して作られているので、小型犬を飼われている人には特におすすめです。
また、日本国内で製造されているので、国産にこだわりがある人にも向いていると言えます。
それから、このこのごはんドッグフードは、無添加に配慮された餌をお探し人にもおすすめです。なぜなら、保存料や酸化剤、人工添加物などが不使用で作られているからです。
いずれにしても小柄なワンちゃんを飼われている場合には、このこのごはんドッグフードを検討してみると良いでしょう。
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「ロイヤルカナン」ドッグフードがおすすめの方はこんな人!
- 豊富な種類から愛犬に合う餌を選びたい人
- 食事療法食を探している人
- 実店舗でも購入できる餌が欲しい人
ロイヤルカナンドッグフードには種類が豊富にあり、その中には獣医師が推奨する食事療法食のラインアップもあります。なので、食事療法食を探している人や豊富な種類から愛犬に合う餌を選びたい人には特におすすめです。
さらに、ロイヤルカナンドッグフードはお近くのペットショップやホームセンターなどでも市販されています。なので、実店舗でも購入できる餌が欲しい人にも向いていると言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は人気のドッグフード「このこのごはん」と「ロイヤルカナン」の違いを5つご紹介してきました。
このこのごはんとロイヤルカナンのドッグフードは結構比較して検討する方も多いのですが、実は「このこのごはん」と「カナガンドッグフードチキン」で比較する方の方が多いんです。
詳しくは「【違いは?】このこのごはんとカナガンドッグフードチキンを5項目で比較!」こちらにまとめましたので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。